Purge消去認定ソフトウェアとは
データ適正消去実行証明協議会(ADEC:Association of Data Erase Certification)において、当社のデータ消去ツール「FlashErase」※1がPurge消去の認証を取得いたしました。これまで、このPurge消去が正しく行われたかの妥当性を認証する手法はなく、第三者機関によるソフトウェア認証が行われたデータ消去ツールは「FlashErase」が初めてとなります。※2
※1 今回Purge認証を受けた当社消去ツールはFlashEraseシリーズのうち「FlashEraseSSD」です
※2 2020年9月24日時点 当社調べ
Purge消去とは
Purge消去(Purge)とは、NIST(米国国立標準技術研究所)が定める3段階のデータ消去レベルのうちの1つです。
レベルは3段階あり、「Clear」「Purge」「Destroy」に分かれています。
参考:NIST SP800-88Rev.1
取り扱い機器の機密度と消去ランクの具体例
「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」によると取り扱うデータの機密度に応じて各レベルが推奨されています。
Purgeのソフトウェア認定について
データ適正消去実行証明協議会(ADEC:Association of Data Erase Certification)は、安心かつ安全に再生PCをご利用いただくために、データの適正消去が実行されたことを証明するための第三者的な機関です。データの適正な消去のあり方を調査・研究し、その技術的な基準を策定するとともに、これに基づいてデータの適正消去が実行されたことを証明するための第三者的な証明制度の普及・啓発活動を行っています。
主な活動内容
データ適正消去実行証明書の発行
ADECで認証された「消去ソフトウェア」のメーカーおよび「消去サービス事業者」として認証された企業様と協力し、パソコン等のデータが適正に消去されたことを証明する「データ適正消去実行証明書」を発行しています。
消去事業者認定
消去事業者の信頼向上を目的に、消去プロセス・作業環境のセキュリティ管理認証を行います。
ガイドラインの制定
日本のデータ消去に関する現状や課題を背景に、
消去事業への適正な取り組み方うあ消去に関する技術的な見解をまとめています。
ソフトウェア消去技術認証
適正な消去技術に基づいた消去ソフトウェアであることを認証します。
ドライブに対して上書き消去を実施し、その有効性を認証が行われる。
ドライブに対してのPurge消去を実施した後に、その有効性(予めデータの記録されたドライブ前面及び隠し領域に対してデータの書き換えが行われたか)を試験し、認証が行われる。(世界初)
掲載誌情報
中古・リユース業界の専門誌「リサイクル通信」(2020年11月10日号)に掲載されました。