負荷テストツール VR Stress Test
「VR Stress Test」はWindows上から様々な命令を実行することで、システム全体に高い負荷をかけるツールです。一般的なベンチマークソフトとは違い、高い負荷をかけることに特化しており、通常の環境では再現できないような高負荷状態を作り出すことが可能です。開発評価時の負荷試験、システム稼働前のエージング、安定性評価、不具合環境の再現など、様々な場面でご使用いただいています。
VR Stress Testの特徴
「安定したシステム=高品質」
長期的な運用を目的としたPC(=システム全体)には、高品質の証として、負荷テストや耐久試験などは必須の工程です。「VR Stress Test」は同時に複数のテストを実行することで、システムに高い負荷をかけます。当社のPC診断で培ったノウハウを活かした強力かつ実用的な高負荷によって、システムの「最悪状態」を意図的に作り出し、不具合箇所や懸念箇所を炙り出します。
VR Stress Testの3つのポイント
強力な負荷診断
強力な負荷生成アルゴリズムにより、通常の環境では再現が難しい高負荷状態を簡単に作り出すことが可能です。使用目的や対象マシンの構成に合わせ、負荷項目や時間などを設定、自動実行できるスクリプト設定機能を搭載しています。
3D負荷診断
■Direct3D
Unityエンジン経由のDirectXを使用した3Dグラフィックの描画診断。
3DレンダリングやDirectX11のAPIを使用したエフェクト効果により高負荷状態を作ります。
■OpenGL
Unityエンジン経由のOpenGLを使用した3Dグラフィックの描画診断。
テクスチャマッピングやエフェクトなどOpenGLによる3D効果を使用し高負荷状態を作ります。
■グラフィックボード
Unityなどのゲームエンジンを用いた新しい手法でGPUを中心に負荷を与え続けることにより、
ゲーミングPCなどの高負荷が要求される環境で診断が可能です。
負荷を効率的に与える仕組み
「VR Stress Test」は負荷のON/OFFを繰り返すパルス機能を搭載しています。
一定時の負荷を与え続けるだけでなく、負荷のON/OFFを連続的に行うことで、 「高負荷⇔低負荷」をPCに繰り返させ、単純な高負荷状態では発生しない現象を作成することが可能です。
よくあるご質問
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ベンチマークソフトとの違いは何ですか?
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「VR Stress Test」はCPU、メモリ、ドライブなど、システムを構成するデバイスの診断を同時に行うことで、システム全体に負荷をかけ、安定性を検証するツールです。
コンピューターのCPUの処理速度やアプリケーションなどの性能を評価する(スコアを出す)ベンチマークソフトとは用途が異なります。
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テスト時間はどのくらいですか?
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「VR Stress Test」では明確なテスト時間の設定は設けておりません。
一般的には時間をかけることで、より負荷がかかり不具合箇所を炙り出しやすくはなりますが、検査にかける時間と不具合の検出率(希望とする基準)との兼ね合いで、最終的には各社様にお決めいただいております。
仕様
ツール名 | VR Stress Test |
ツール概要 | WindowsOS上での負荷テストツール |
ツール推奨環境 | Windows8 / 8.1 / 10 / 11 Intel Core i3以降 メモリ8GB以上 USB3.xを備えるもの ※USB2.xでは起動時間が極端に遅くなります |
負荷項目 | CPU / メモリ / ドライブ / 2Dグラフィックス / ネットワーク / サウンド / LAN / シリアルポート / 3Dグラフィックス(DirectX / OpenGL / グラフィックボード) |
作業結果 | 出力可(診断結果 / 日時 / その他対象PCのスペック情報など) |
提供形態 | ①当社との業務使用契約 ②専用USB版のご購入 |
使用料金 | ①ご検討内容(契約内容)に準ずる ②264,000円(税抜)/1年間 ※専用USB(1本)のご提供 |